墓じまい

こんにちは。佐賀の女性行政書士、天山です。

本日は墓じまいについてです。

現在日本は、超高齢化社会になりつつあります。それにともない、墓じまいを検討される方が増えているようです。

自分自身が年齢を重ね、お墓の管理が困難になってしまった時や、後の世代が遠方に住んでいて負担を負わせたくないと思われる場合などに、墓じまいを選択されるようです。

ところで…

埋葬されているお骨を取り出して別の場所に埋葬するのは、たとえ自身の先祖のものであったとしても、許可なく行えば違法となります。

ではこれから、墓じまいの流れを見ていきましょう

墓じまいの流れ

  1. 親族と話し合う
  2. 現在の墓地管理者(霊園やお寺)に伝える
  3. 新しい墓地管理者から「受入証明書」をもうらう
  4. 現在のお墓のある市区町村から「改葬許可申請書」をもらう
  5. 必要事項を記入した「改葬許可申請書」を市区町村へ提出し、「改葬許可」を得る
  6. 墓地管理者に改葬許可証を提示し、お骨を取り出す
  7. 新しい墓地管理者に改葬許可証を提示し、納骨する

以上は一般的な流れになりますので、霊園やお寺によって独自の決まりが設けられていたり、各市区町村によっては手数料がかかる場合もあります。

手続き自体はそう難しいものではありませんが、案外みなさんが不安に思われるのは1.2かもしれません。

親せきとしっかり話し合いを持たずに、一人の独断で墓じまいを決めてしまうと、のちの争族に発展してしまう可能性があります。まずは、親族間で十分な話し合いをしましょう。

お寺に墓じまいを伝えるときに不安に思われるのが、お寺とトラブルになって多額の離檀料やお布施を払わなければならないのではないか?ということのようです。

離檀料やお布施に関しては、お寺ごとに決まりがあるので何とも言えない部分ですが…

まずは先祖代々供養をしていただいたことに対する感謝を、きちんと言葉で伝えることが大切です。きちんと適切な対応をしたうえで、相談してみましょう。

お墓の管理者やお寺と円滑な話し合いの後の、行政とのやり取りに不安を持たれる場合は、遠慮なく専門家にご相談ください。