ドローン飛行許可申請③

こんにちは。佐賀の行政書士、天山です。

前回までの記事

ドローン飛行許可申請①http://ameyamaeriko.net/archives/31

ドローン飛行許可申請②http://ameyamaeriko.net/archives/47

本日は、申請の方法についてお伝えします。

個別申請と包括申請

日時と場所を特定して申請する場合は個別申請を行います。それに対して、日時や場所を特定せず一定期間内で反復して飛行させるときは包括申請を行います。

○月〇日の△△△のイベントで飛ばす…という場合には個別申請。

日本全国で、仕事の依頼があったときに飛ばす…というような場合には包括申請を行います。

飛行目的が趣味の場合はの申請方法は個別申請のみ可能です。

例えば、飛行目的を空撮としていても書類の飛行理由が趣味による飛行と読み取れる内容のものだと許可が下りない可能性がありますので注意が必要です。

包括申請を行い飛行できるのは最長で1年ですので、1年ごとに更新の手続が必要です。

また、包括申請の場合には3か月ごとに飛行実績の報告義務があります。

10時間以上の飛行訓練

申請にあたっては、10時間以上の飛行訓練を行う必要があります。シュミレーターでの飛行は訓練時間に含まれませんので、実際の機体で訓練を行うことになります。この時に、訓練自体が航空法違反とならないように注意しなければなりません。体育館や倉庫など安全な場所で訓練を行うようにしましょう。

免許制度が始まります

2022年より、ドローン飛行の免許制度が始まると政府の発表がありました。

現行法では、訓練時間を証明する証明書類の提出は求められていませんが、安全性を高めるためには必要な措置かもしれません。

ドローンには、便利で楽しい一面のほかに一歩間違えれば大事故につながるかもしれないという、危険な面も持ち合わせています。

きちんと許可や承認を得て、安全に使用していきましょう。